TAP PROJECTでは、2014年8月1日(金)から8月31日(日)の1カ月間、全国の飲食店・カフェとの協働により、「 TAP PROJECT 2014~きれいな水を、世界の子どもに」を実施いたしました。
初日は、水問題への意識が高まる日本の『水の日』。1カ月間で520店以上もの飲食店にご参加いただきました。こうした飲食店での募金活動に加え、8月1日(金)から8月7日(木)までの1週間、東京・二子玉川RISE ガレリアに、パートナー企業各社と読売巨人軍のみなさまの協力で製作された、大型募金箱『みんなの募金箱』が登場しました。
© 日本ユニセフ協会/2014/tomoko shimamura, seiko ishikawa
飲食店のテーブルで、新たに今年から活用いただいた募金箱と形が同じ大型募金箱には、約1,000個の募金投入用の穴があけられ、それぞれにひらがなで名前がつけられていました。
夏休み中の子どもたちが楽しそうに自分の名前の投入口を探し、不衛生な水環境に身を置く人々に思いを馳せながら親子で募金を入れたり、一緒に名前を探したりするご家族が多く見られました。30万円以上の募金が寄せられるなど、大変な好評を博しました。
8月中に東京ドームで開催された読売巨人軍のホームゲーム全15試合で、主力選手と監督の直筆サインが入ったスペシャル募金箱が東京ドーム内1階に設置されました。あわせて、ドーム内オーロラビジョンでTAP PROJECTが紹介されたほか、8月2日には選手が参加して募金をよびかけるイベントが開催されました。
8月14日(木)~9月30日(火)には、特設サイトへ絵の投稿をよびかける『TAP WATER RELAY』を実施しました。ユーザーがPCやスマホ、タブレットで人物や動物など、思い思いの絵を描き投稿すると、描かれた絵がオンライン上で動き出しつながり、「安全な水が入ったバケツ」を日本から支援先のマダガスカルまでバケツリレーしてゆく夢のある企画。
1カ月半で2,780作品が投稿され、投稿1作品につき、100円がパートナー企業の日本製粉株式会社から寄付されました。また都内で2日間開かれたワークショップに『TAP WATER RELAY』が参加。ワークショップのブースには、2,000人が訪れ、700人が実際にタブレット端末で絵を描き、たくさんの子どもたちの創造力・表現力を刺激する催しとなりました。
これらの活動を通じ2014年、TAP PROJECTを通じて合計3,631,601円の募金が寄せられています。
TAP PROJECT JAPAN 2014を通じて寄せられた募金は、アフリカ南東部の島国、マダガスカル共和国でユニセフが行う水と衛生事業の支援プロジェクトに役立てられ、子どもたちとその周辺の地域住民に、清潔で安全な水を届けます。プロジェクトの進捗状況については、ウェブサイト上で随時、ご報告いたします。 TAP PROJECT JAPAN 2014に協力いただいた全てのみなさまに、心よりお礼申し上げます。
©日本ユニセフ協会/2009/satomi matsui
参加店募集中!
本年も8月1日より1か月間、TAP PROJECT JAPAN 2014を開催いたします。
「TAP PROJECT JAPAN 2014の開催期間は終了いたしました。
ご協力いただいたみなさまに、心よりお礼申し上げます。」
私たちにとってごく当たり前に手に入る「水」。飲食店やカフェでも当たり前に1杯のお水がサービスされます。そして、その一方で、世界では、いまだ7億4,800万人が安全な水を手に入れられないという現実があります。
TAP PROJECTでは、飲食店・カフェで提供されるお水やお茶に対して、募金をお願いする、新しいタイプの募金活動です。参加店には、テーブルカードや募金箱等を無償提供いたします。これらの活動ツールを店舗内で使用いただき、来店されるお客様へお水やお茶をお出しする際に、プロジェクトの案内とともに募金へのご協力を呼びかけていただく活動です。
TAP PROJECT JAPANを通じて寄せられる募金は、全額、マダガスカルにおけるユニセフの水と衛生事業に活用されます。農村部のコミュニティや小学校の給水設備、小学校のトイレなどが建設され、子どもたちを汚れた水や不衛生な環境から守ります。
・マダガスカルの農村部では約3人に1人しか、清潔で安全な水を手にすることができない。
・トイレの普及率は全国で14%と極めて低い。
・安全な水とトイレの不足から、子どもは下痢を頻繁に繰り返す。
5歳未満児の主な死因は下痢や肺炎、マラリア。
・53%以上の子どもは慢性的な栄養不良で、下痢や寄生虫病(回虫、鞭虫、鉤虫、住血吸虫等)が間接的原因。
・全国の小学校25,000校のうち、水場のある学校はわずか18.9%。
女子が中途退学する理由の15%は学校に男女別のトイレなどがないこと。
©日本ユニセフ協会
©日本ユニセフ協会/2009/satomi matsui
昨年のTAP PROJECT JAPAN2013には、全国の約440店の皆様にご賛同いただき、220万円以上の募金が寄せられました。
今年も昨年同様、8月の1か月間にわたり、TAP PROJECT JAPAN 2014 を開催いたします。さらに多くのお店にご参加いただき、より多くの子どもたちのために支援を集めていきたいと考えています。ぜひ、あなたのお店もTAP PROJECT JAPAN 2014にご参加いただけませんか?
「TAP PROJECT JAPAN 2014の実施期間は終了いたしました。
たくさんのご支援・ご協力、誠にありがとうございました。」
8月に東京ドームで開催される巨人軍のホームゲーム全15試合において、野球ファンのみなさまに、様々な形で募金への協力をお願いします。主力選手と原監督の直筆サイン入りスペシャル募金箱が東京ドーム内1階V字階段下に設置されます。また、オーロラビジョンでのPROJECTが紹介されます。
さらに、8月1日(金)から7日(木)まで、パートナー企業各社の協力により二子玉川RISE(東京都世田谷区)に設置された募金箱「みんなの募金箱」にも、主力選手・原監督が直筆サインを提供。約1,000個の投入口が付いた世界最大級の募金箱の一角に「ジャイアンツ募金投入口」が飾られました。