「TAP PROJECT 2010」では、3月22日(月)~28日(日)の1週間、首都圏、名古屋、関西圏において、「TAP PROJECT 2010 〜きれいな水を、世界の子どもに。〜」を実施いたしました。
「TAP PROJECT 2010」には、約1,100店以上の飲食店やカフェをはじめとする飲食店にご参加いただき、合計8,850,331円の募金が寄せられました。
こうした店舗での募金に加え、日本全国から、「TAP PROJECT 2010」ウェブサイトや郵便振込み、クリック募金などを通じ多くの方々にご参加いただき、総額12,601,704円の募金をお寄せいただいております。
(9月18日~10月4日実施のTAP KANAGAWAを含む)
2009年のTAP PROJECT(3月:TAP TOKYO、7-8月:TAP YOKOHAMA)に寄せられた募金13,059,210円は、日本ユニセフ協会より、ニューヨークのユニセフ本部を通じて、支援先であるマダガスカル現地のユニセフ事務所に送金され、2009年5月より現地の小学校での井戸やトイレの設置作業がスタートしました。
日本からのご支援によって、16の学校に、井戸やトイレをつくることができました。
これらの学校では、子どもたちは、手洗いなどの衛生習慣のほか、井戸やトイレなどの正しい使い方を学び、衛生的な環境で元気に学校に通えるようになりました。みなさまのご協力に感謝しています。
©日本ユニセフ協会/2009/satomi matsui
Hary Lantoは、TAP PROJECTを実施するため、首都のアンタナナリボに家族を残し、単身赴任をしています。現地では、地区の教育省の担当者と、地区内の小学校の水と衛生の状況を確認しながら、支援対象や支援内容を検討していきます。
また、設備の建設や衛生習慣の普及活動を担う現地のNGOのスタッフとともに、現場に赴き、村の人たちと話し合い、プロジェクトへの協力を呼びかけます。
みなさまによるご支援をいただいた小学校の生徒たちとマダガスカルを代表して、心より、感謝申し上げます。
マダガスカル、特に農村部において、水と衛生へのアクセスは、大きな課題となっています。
今回、皆様のご支援により、Vangaindranoの16の小学校では、清潔で安全な水が飲めるようになり、トイレも使えるようになりました。これは「変化」の始まりです。
©日本ユニセフ協会/2009/satomi matsui
大切なのは、これらの設備が使えるようになった後、適切な衛生習慣が定着することです。
正しく設備を使い、衛生習慣が定着すれば、下痢性疾患など水に関係する病気は減り、子どもたちは健やかに成長できます。
今後は、「衛生習慣の普及」に力を入れ、現地での支援活動を展開していきます。
Dinaは、首都にあるユニセフの事務所で、ユニセフの水と衛生事業の計画を立てたり、各地にあるプロジェクトの進捗を確認しています。現地に赴任しているHary Lantoから、プロジェクトの進捗報告を受け、必要なサポートをしています。また、地域社会が主体となった包括的な衛生(Community-Led Total Sanitation)を普及させるため、マダガスカル各地でのプロジェクトを担当しています。
雑誌や新聞、さまざまなメディアでTAP PROJECTが紹介されました。
TAP PROJECT 2010実施に先駆け、「TAP PROJECT 2010 記者発表会」が、2009年03月18日、外苑前セランにて開催されました。
©日本ユニセフ協会/10KH_3073/Tomoko Shimamura 2010.3.18 TAP PROJECT 2010 TOKYO 記者発表会(外苑前 セラン にて)
©日本ユニセフ協会/10KH_3090/Tomoko Shimamura
松蔭高等学校(兵庫県神戸市)にて社会貢献型キャリア教育活動として、TAP PROJECTが行われました。
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