世界では、3人にひとりが、安全に管理された飲み水を手に入れることができない環境で暮らしています。
今日も世界のどこかで、汚れた水と衛生環境が原因となって、子どもの未来が奪われています。
下痢から脱水症状に陥り、年間30万人以上の5歳未満の子どもが命を落としている現実があるのです。
日本では蛇口をひねれば、当たり前のように出てくる清潔で安全な水、わたしたちが毎日飲んでいるコップ一杯の水で、
世界の子どもたちを一人でも多く守れたら。
「TAP PROJECT JAPAN」は、世界の子どもたちが「きれいな水」を手に入れられる未来をデザインの力で実現していく、
日本ユニセフ協会と博報堂DYグループによる共同プロジェクトです。
「TAP PROJECT」は2007年にニューヨークで始まり、無料で提供される飲食店などの水に対して募金することで、
世界の子どもたちに清潔な水を届ける取り組みです。
日本では、2009年から日本ユニセフ協会と博報堂DYグループの有志メンバーが「TAP PROJECT JAPAN」として活動をスタートし、
レストラン・カフェでの募金に加え、水に対する新しい気付きを与える施策を毎年夏に実施しています。
お寄せいただいた募金は、ユニセフ(国連児童基金)がマダガスカルで行う水と衛生への支援に活用されています。
マダガスカルでは、全体の人口の半数、農村部では3人に1人しか基本的な飲み水を手にする事ができません。
また、「きれいで安全な水」を手に入れるために、子ども達が、何キロも離れた場所から毎日水を運んでいる、という現実があり、
子ども達の成長や学びの機会を奪ってしまう等、更なる問題につながっています。
本プロジェクトが毎年開催するシンボルイベントは、
日本で生活する方々に、「水に関する様々な問題」について関心をもっていただくことを目的とし、
運営は、本プロジェクトの想いに共感した多くのパートナーによるご協力によって、支えられています。
※TAP PROJECTは水道水の利用推奨を呼びかける取り組みではありません。
※TAP PROJECT JAPANは、本プロジェクトの趣旨にご賛同いただいたパートナー企業各社のご協力によって運営されています。